2000.9.21更新

ダニーTの映画ガチョーン11

 秋です。秋といえばサンマ・松茸・新米とおいしいものがいっぱい。
 色気より食い気!でも芸術の秋でもあるのだから「マルコビッチの穴」もいいのでは。現代の名優ジョン・マルコビッチ。彼に15分だけなれるとしたらあなたならどうしますか、僕ならすぐやってみます。人間の頭の中に入ってその人になれるなんて...ましてやあのジョン・マルコビッチに。いままでのどの映画でもない不思議な感覚、出演している俳優たちもどことなくいつもと違うキャラクターでキャメロン・ディアスにいたっては別人みたい。でもマルコビッチだけはたぶんいつもの彼のようにみえる。若かりし頃の一緒に演劇活動していたゲーリー・シニーズとの2ショットの写真とか髪の毛ふさふさの時の写真とかマルコビッチ本人がこの作品を気に入っているからこそ作れる設定がたくさんあってマルコビッチのファンならたまらない。”マルコビッチって誰だんず?”という人でも、別にマルコビッチでなくても変身願望や深層心理や愛、人間のさまざまな生きていく上での欲望や葛藤が描かれているので楽しめます。でも本当のマルコビッチはいったいどんな人なんだろう。何かわけわかんないけれど、最後まで飽きさせません。芸術の秋にふさわしい?1本です。

 芸術の秋は更に続き9月30日から「バージン・スーサイズ」、10月7日から「17歳のカルテ」、10月21日から「ボーイズ・ドント・クライ」と続きます。此の一連の作品は、是非若い女性に見てもらいたいと思っています。かの寺山修司は「書を捨て街に出よう」と言いましたが、「ブラウン管の前から去りスクリーンに行こう」。きっと何かが変わるはず。