ダニーTの映画ガチョーン14

 今年もあと少し、20世紀もあと少し。でもその前にクリスマスがやってくる。日本は12月は何かと忙しい。正月を迎えるためにいろいろな準備があるしクリスマスもあるし。まさしく「師走」なのです。

 さて正月映画といえば、まずは「ホワット・ライズ・ビニース」が出ました。御覧になったかたもいると思いますが、正月映画としては異例のホラー映画(夏休みならもっといいけど)。とにかく恐いです、「心臓の悪い方は ご注意ください」なんて昔安くさい宣伝のコピーがありましたけど、まさしくそんな映画です。僕は怖がりなので上映中は体に力が入り硬直しっぱなしで、終わったときにどっと力が抜けました。おそるべしドリーム・ワークス!こんなのも作るかロバート・ゼメキス!(春にはトム・ハンクスでキャスタウェイが公開)。
 ちょっとイメチェン?ハリソン・フォード!アメリカ公開の時も「オープニング即大ヒット!」とはいかなかったけど、ずーっとトップ10にいてじわりじわりと成績をあげ、気が付いたら大ヒット!恐いもの見たさで女性に人気の作品です。

 もう一本は「グリンチ」。なにかと話題が多い今年の正月映画ですが、はっきりいってその中でも家族で見るなら一番安心でき是非見てもらいたい1本です。別に家族でと限定するわけではないけれど、見ていて安心だから毒にも薬にもならないクリスマス映画だと思う、と考えていたらさにあらず!だてにピュリッツアー賞を獲得して長年アメリカでロングセラーになってアメリカ人なら誰でも知っている(らしい)ドクター・スースの絵本を、嫌がる未亡人を説得し(絶対無理だと思ってたらしい)映画化した作品だけに素晴らしい出来です。
 ちょっといただけないのがあのポスターと予告(公開1週間!前に新しいのが来たけど)。あれだけだとおどろおどろして暗い映画のイメージだけど、本編はまさしくメルヘンと夢と希望と優しさを説く現代の「オズの魔法使い」みたいな作品に仕上がってます。純真な心が、みてくれだけで差別されさげすまされ凍てついた心を救う。まさしくハートウォーミング・ファンタジー。理不尽な暴力やSEX、血みどろの愛憎劇などみじんもない心優しき映画です。
 特に主役のジム・キャリーがいい。全身緑の毛むくじゃらで特殊メークしてグリンチそのものだけどやっぱりジム・キャリーなのがよくわかる。かえってこっちのほうが彼を目の敵にしてウケの悪い批評家たちにも素直に受け止められて、念願のアカデミー賞なーんてことになるかも・・。


 さて今年2000年の映画は、皆さんはいかがだったでしょうか。良い映画、楽しい映画、心に沁みる映画、恐い映画・・たくさんの映画がありました。来年もたくさんの映画を紹介できればとおもっています。映画館は年中無休でやってますので来年もよろしくお願いします。それではシネマディクトの小屋のテーマを皆さんに贈って今 年のコラムは 終。

YOU AIN’T HEARD NOTHIN’ YET!