ダニーTの映画ガチョーン15

 みなさん賀チョーン!今年もよろしくお願いします。
 さて今年の映画ガチョーン第一弾は「タイタス」の紹介です。シェークスピアの戯曲37本のなかでも、極端に上演回数の少ない「タイタス・アンドロニカス」。復讐が復讐を呼ぶ流血と恐怖に満ちた筋書きは18世紀まで「作者が別にいる」と主張する研究者も多くいたほど他の作品と違っています。「シェークスピアらしくない」この作品に命を吹き込んだのはブロードウエイで「ライオンキング」の演出により天才といわれたジュリー・ティモア。タイタスを演じる主演は名優アンソニー・ホプキンス。その他にもアカデミー賞受賞女優のジェシカ・ラングが復讐に燃えるタモラを、その息子役は「ベルベット・ゴールドマイン」で脚光を浴びたジョナサン・リース・マイヤーズが演じています。
 SEXや暴力が身近に氾濫している今、凶悪な事件を映画で描くだけでなく、これらを裏返しにして道徳や正義に対する社会の根本的な信頼を探索し吟味する作品に出会えるのは未だにまれなことですが、「タイタス」は善が悪を打ち負かす無難な物語ではありません。残忍な恐怖を通して、人間の暴力の真の根源を検証し、そのさまざまな行動を審判するように迫っています。1月13日からの公開です。

 その他に、若き日のオーソン・ウェルズをティム・ロビンスが描いた「クレイドル・ウィル・ロック」を1月27日から2week公開。
 「オールアバウト・マイ・マザー」で注目されたペネロペ・クルス主演「ウーマン・オン・トップ」を2月10日から2week公開。
 癒しという言葉はこの作品のためにあるのでは、という映画「キャラバン」は2月17日から2week公開。
 そして昨年「アメリカン・ビューティ」でみごとアカデミー主演男優賞に輝いたケヴィン・スペイシー主演「私が愛したギャングスター」を2月24日から2week公開。
 その他メジャー系ではトム・ハンクス「キャスト・アウェイ」、ヴィネス・パルトロー&ベン・アフレックの元?恋人コンビ!「偶然の恋人 バウンス」、日本映画では「PARTY7」「冤罪」などなどなど今年も和洋中テンコモリで皆様にさまざまな作品を上映していきますのでよろしくお願いします。