ダニーTの映画ガチョ〜ン
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PART 39  2004.1.9更新

 日本語吹替え版が流行っている。
シネコン全盛の興行界ではファミリー層の動員を増やすために洋画の吹替え版を必ず上映するようになった。
今やメジャーのロードショー作品のほとんどに吹替え版があり、「スパイキッズ3D」にいたっては、ほとんど(配給元のアスミック・エースの戦略で80%以上)が吹替え版の公開となった。
べつに吹替え版が嫌いではない。TVの洋画劇場を見ていたバッチャが「なんぼ日本語じょんずだ外人だちだの」と言った使い古されたギャグがあるけど、野沢那智のアラン・ドロンや"ルパン三世"の山田康夫のクリント・イーストウッドや小池朝雄のピーター・フォークというかコロンボなど、その人の声が、見ている人にインプットされていて、その声優の声でなくては感じが出ない場合もある。ドラえもんが大山信代でなきゃだめなのと一緒である。
吹替え版の老舗!?ディズニーの映画を扱うブエナビスタ社での吹替えは、一人の声優もしくはタレントに一つのキャラクターを限定している。
例えばニモの声優を担当してる木梨憲武は映画に限って言えばニモ以外のディズニー・キャラクターの声は絶対にできないことになっているらしい。
でも、個人的には、やはりオリジナルの俳優の声で映画を観たい。
日本での最初の本格的な日本語字幕の入った映画はゲーリー・クーパーとマレーネ・デートリッヒの「モロッコ」が最初だといわれる。
フランスやスペインなどは吹替えが当たり前らしいが、日本では映画の字幕は、ひとつの文化といってもいいかもしれない。あるお客さんが「字幕は面倒くさい」と言っていたが、そんなこといわずに日本の洋画のスタンダードである字幕を楽しんでもらいたい。
山寺宏一のエディ・マーフィもいいけど、エディ・マーフィのエディ・マーフィはもっと良いと思うよ。