ダニーTの映画ガチョ〜ン
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PART 45  2004.12.17更新

先日某シネコンでワイフと娘と三人である映画を見た。日本映画。内容とか役者がどうのこうのとか言う気はないし面白かったけど、一つだけ気に入らない所があった。それは主人公の青年の出身が盛岡だったこと。この主人公の元はエノケンをささえた菊谷栄がモデルである。彼は青森市油川の出身。どこに盛岡にする必然性があるのだろうか。しかも東奥日報の記事には菊谷を取り上げている映画ができることを喜ぶ記事が出ている。なんと人の良いことだ。そんなことどうでもいいかもしれない。でも郷土の偉人のことを題材にしたのなら彼らを培ったその郷土にも敬意を払って良いのではないだろうか。了見が狭いのかもしれないが僕は少し青森のナショナリストなのだ(あくまでも平和的な)!

映画を見た後で娘に菊谷のことをたずねたら何も知らない。これは親の僕の責任だからこの後に菊谷栄とはどんな人だったかを教えたけれど、この映画を見ただけでは菊谷栄のことは何も知られずに面白い映画の主人公としか記憶に残らなかったと思う。それはいけない。ちゃんと知るべきものは知らなくては。

陸羯南・一戸兵衛・山田良政、純三郎兄弟・菊谷栄・上原げんと・小国英雄・川島雄三・関野準一郎・棟方志功・常田健エトセトラエトセトラ。ざっと思いつくままに個人的に尊敬する我が青森県の偉人たちをならべてみたがいっぱいいるなー。そのなかで映画監督の川島雄三。この人じつは死ぬまで青森県人だということを隠していたらしい。
(ニヒルでダンディな寺山修司(あっ忘れていた)の元祖みたいなところがある)
それでも川島の死後、毎年故郷の下北では雄三忌として川島を偲ぶ会が開かれている。故郷というものはありがたいものである。

その川島雄三の傑作「幕末太陽傳」をシネマディクトでは奈良屋劇場開館50周年記念興行として正月元旦から1月7日までの1週間500円均一にて上映します。ぜひこの機会に青森県が生んだ映画監督川島雄三の傑作を映画館でご覧ください。