ダニーTの映画ガチョ〜ン
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PART 54  2007.5.7更新

 奈良屋劇場からシネマディクトに変わってから10年を迎える。
10年だから何か記念の行事なんて、何も考えていなかったが、なんかやれとのご意見、某所からチラホラ。そんなこと言われると、なんかやりたくなる性分。といってもパーティとか、そんなんじゃなくて、やっぱり映画でしょ!
そんなわけで自分の好きな映画・見たい映画を基本に物色したが、意外と難しい。劇場映画は上映権なるものがあり洋画にいたっては契約期間が過ぎたものばかり。その上35ミリのフィルムでなければいけない。それからフィルムも昔のフィルムだとフィルムベースが違うので使えない。今のフィルムと違い脆いのでこわくて映写機につけられないのだ。たぶんバチバチ切れまくる。だから往年のアチョー!なんて無理なのだ。ある有名ラジオカリスマオヤジには絶交を言い渡される始末。それでも探してたどり着いたのが「地獄の黙示録 特別完全版」上映時間なんと3時間30分。4月28日から5月5日までの千円均一1週間限定上映。映画が好きな人しか来ないなこりゃ。と思いつつ角川映画に電話する。
本当は溝口健二作品も考えたけどやっぱりフランシス・フォード・コッポラでしょ。じつはシネマディクトで一番最初に上映した映画はコッポラ監督の「ジャック」だった。なにより個人的に敬愛している監督はコッポラなのだ。(最近はワイン作りと娘の監督作のプロデューサーで忙しいみたいだが)なにか因縁みたいなものを感じる・・そんなわけないか。
さらにこじつけていうと、インディペンデントの作品上映が主流になっている現在のシネマディクトを象徴するように、インディの雄、今は無き日本ヘラルドの配給作品。(ヘラルドは3月いっぱいで、角川映画に社名変更して、その名称が完全に消滅してしまったのだ。)
そして同じ時期ノアールで上映しているのが、もう一つのインディの雄、東宝東和の「パリ・ジュテーム」。こちらの会社は夏からはハリウッド・メジャーのユニバーサル作品を配給することが決まっているという、なんともいいがたい二つの老舗の対比。
日本ヘラルドのオープニングの会社ロゴが惜別の思いで感傷的にさせる。