コミュニケーション
今年の夏はたくさんの中学生、高校生がシネマディクトにやってきた。そんな中でとても気になることがある。皆ではないけれど、まず口をきかないのである!まるで「おまえなんかと口きいてどうすんの」と言っているような眼差しで口をとんがらせて睨んでいる。
それが映画館の切符売り場の前だから始末が悪い。残念ながら切符の自販機はないし、むさい男がテケツ(もはや死語か、切符売り場)に一人いるだけ。でも「中学生一枚」、この言葉だけでいいのだけれど、なかなかその言葉が出てこない。こっちも困る。中学生なのか高校生なのか、それとも大人なのか。わかんない人が結構いる。「中学生?」って聞いたらムッとして「高校生」と言い返される。反対に一度だけ大人だと思い1700円の切符切ったら中学生だったこともある。いったい、いつ頃から子供たちはこれほどに“無口”になったのだろう。(でも考えるとそれでも映画館で映画を見ようとわざわざ来てくれたのだからまだその行動がアクティブな分、良しとしなければいけないのだろうけど。)
鉄腕アトムが生まれたという2003年4月7日が近づいている。今、作者の手塚治虫が思いをはせた未来とは違う機械文明の中で日々機械に囲まれて生活している僕たちは、利便性と引き換えに人と人とのコミュニケーションを失いつつあるのではないだろうか。
もっと言葉を出そうよ。きっと楽しいことがあるから。
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