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ダニーTの映画ガチョ〜ン
PART 31
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「鬼が来た」という映画を上映するには多少悩んだ。
僕は別にナショナリストでもコミュニストでもない。ただ日本に生まれ育ち、この国を愛しているし誇りに思っている。オリンピックやワールドカップで日の丸を見るとジーンと来る方だし、君が代を卒業式や入学式に国歌として歌うのも何の抵抗もない、戦後、経済成長した後に生まれたどちらかというと”のほほん”と幸せに育ったどこにでもいる日本人のつもりだ。ただ大学時代にコミュニストの先輩と天皇制について朝まで議論もしたことあるけれど。戦争だって僕が生まれてから後もベトナム、中東、アンゴラ、フォークランド、湾岸、バルカン半島、アフガニスタンなどなどなど、たくさんの戦争・紛争が起こったがニュースで知るだけで身近に感じたことはない。人を殺さずに生きていける社会に生まれ育ったことにあらためて感謝している。だが隣の国々についてはとても複雑な思いがあるのも事実で、中国、韓国・北朝鮮などは、事あるごとに謝罪だ戦争責任だといつまーでも同じことの繰り返しでとても暗い気持ちになる。たとえが悪いが死刑囚の身内を持った家族がいつまでも近所のおばさん達に「あそこの家はおじいさんが・・・」と言われているのと同じで、何も発展がない。いつまでたっても同じで世代が変わってもその関係は変わらない。
明るい未来はどこにあるのか。それとも一度過ちを起こしたその人自身だけでなくその周りでさえも永遠に許されることはないのか。そう考えると「鬼が来た」はとてもインパクトの強い作品だった。出演した香川照之も本当に捕虜状態で生活したような体験だったみ たいで、日本人と中国人のものの考え方やその当時の日本人の考え方のギャップに強く悩んだみたいだが、それでも演じているうちにその極限状態のような撮影で、香川本人も当時の日本人の考えを納得して演じたみたいだが、 日本に帰ってからまたそれが理解できなくなってきたという奥深い作品でもある。なによりも日本人ではなく中国人の監督がよくある外国人の描く日本人ではなく、極力本物の当時の日本人を描こうとしていたことが映画をみて もとても感じられたし実際に日本人の役はすべて日本人を起用したそうで、シネマディクトにもお子さんが中国に留学中に出演したという方が遠方から見にいらした。そして何よりもこの映画を見て思ったことは日本人はもう決 して戦争をしてはいけないということ。あらためてそう思わせる映画だった。それだけでもこの映画を上映して良かったと思う。
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