2000.1.11更新
| 「デイジーの世紀末シネマエッセイ17」
あおもり映画祭実行委員会 代表幹事 川嶋大史 |
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| 2000年、明けまして何もなかったね。散々心配させたY2K問題が大したことがなくてガッカリしている人も多いと思うが、平和に新年を迎えられたのは、この人がいたからなのです。人類最強の戦士、アーノルド・シュワルツェネガー。シュワちゃんである。正月最大の話題作「エンド・オブ・デイズ」は確かに年が明ける前に観るべき映画だったが、結果的に人類滅亡はなかったわけで、映画の中での2000年を迎えたニューヨークの映像が、正月に見た実際のニュース映像そっくりで、生々しいリアリティーで深く感動。
ブラピ人気で話題の「ファイト・クラブ」は「気持ちのいい後味の悪さ」が売り。昨年の「秘密」「シックス・センス」に続いて、またしてもヒミツ映画なのでした。だから物語は内緒だが、斬新でスタイリッシュな新感覚映像は凄い。ソープで遊んでもいいが、石鹸を作ったら警察に通報するゾ(ナンの話じゃ)。ハリソン・フォードの「ランダム・ハーツ」は、ヨーロッパ映画みたいな愛欲にまみれるいかがわしいサスペンス映画。俺の好きな「ダメージ」みたいな愛欲にまみれ、堕落して行く感じだけど、アメリカ映画としては異色。新千年紀を迎える明るさとは正反対の世紀末感覚のダークさが出揃った正月映画。来年は明るくなってほしいものだ。 唯一「WWW(ワイルド・ワイルド・ウェスト)」は明るかった。特撮の凄さとアイデアには脱帽したが、「アメリカでは受けても日本では受けないんだろうなぁ映画」でした。アメリカ映画を理解する時、「聖書」の存在は欠かせない。紙とペン(違うって)、神と悪魔。あるいは「良い神」と「悪い神」。「ジャンヌ・ダルク」は「レオン」「フィフス・エレメント」のリュック・ベッソン監督の作品。題材がイマイチだと思っていたが、観たら、すんげぇおもしれぇ。アッという間の2時間37分だった。中世の頃の「魔女狩り」の意味、世紀末に製作する意義がわかった。これも世紀末映画なのだ。 日本映画も「ゴジラ2000ミレニアム」のミレニアンと、立ちネプタならぬ着ぐるみで立つゴジラとの闘いに興奮。「大魔神」も映画化されるそうだし、今年「傷だらけの天使」も本家のショーケン主演で再映画化とか。タイトルは「ダブルス」だ(卓球じゃないけど)。「ミッション:インポッシブル2」の公開も近づいて来た。予告篇を観るだけでワクワク。今年も映画が面白すぎる。今年も「世紀末シネマエッセイ」と6月の「第9回あおもり映画祭」をヨロピク。 |