2000.2.10更新
| 「デイジーの世紀末シネマエッセイ18」
あおもり映画祭実行委員会 代表幹事 川嶋大史 |
![]() |
|---|
| 暖冬少雪で、まるで春のような毎日だ。だからと言うわけではないが、もう6月の「第9回あおもり映画祭」の準備に入っている。日本映画が基本だが、今年も面白い作品群が揃いそうだ。と言うより、こんなに面白い映画がいっぱいありながら、劇場公開されるのはホンのわずかで、映画祭で紹介しないと未公開作品が増える一方。人口比率で言えば、全国二番目の映画館の多さを誇る青森県だが、全国的に見ると「都市」と「地方」の「映画を観られる環境」は雲泥の差。ビデオや衛星放送等で観られるとは言っても、映画はやはり「映画館で観る」ことが基本。映画館でこそ、時代の空気が感じられる。他のお客さんと一緒に観ることが、その時代に生きていた証として、身体中に記憶されるのだ。
映画館のイメージも、かなり変わった。駐車場の問題や椅子の座り心地、雰囲気、衛生面での配慮、独自のラインナップなど、劇場側の姿勢が観客動員にも顕れる。
また、映画の宣伝方法も多彩で戦略的だ。この冬話題になった「ブレア・ウイッチ・プロジェクト」は、インターネットで話題を作り、その後に公開し、口コミで広がりブームを作った。この映画は学生の出演者3人を含む5人で制作。完全なるアイデアの勝利である。その昔、ライオンに撮影者が襲われた「グレート・ハンティング」や、殺人シーンが撮影されてしまった「スナッフ」というドキュメンタリー(?)映画があり話題になったことがある。
ハリウッドの超娯楽大作のSFXの凄さは現実離れしている。アメリカ映画大好きの俺だけど、たまには低予算の佳作、日本の映画、アジア、ヨーロッパ、諸外国の映画を観たくなる。各地の映画祭や自主上映会で、映画の新しい面白さに出逢えるはず。 そんな俺は、いまDVDに夢中。高音質、クリアな画面、驚きの圧縮技術に低価格。これからは、ホームシアターの時代じゃ(なんか、矛盾してないか、俺の話)。 |