2000.3.2更新
| 「デイジーの世紀末シネマエッセイ19」
あおもり映画祭実行委員会 代表幹事 川嶋大史 |
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| 3月の卒業式シーズンを迎えた。人生で最も多感な時期の別れと旅立ち。うぅーん。若いってことは素晴らしいっ。誰にでも、自分だけの胸キュン物語がある。いい映画に出逢うと、それは生涯の財産となる。思い出せる青春時代があるということは素晴らしいことだと、不惑の40代に突入した俺も感じる。面白い映画はたくさんあるが、ここまで胸に残った映画は久しぶりだった。皆さんは話題のイタリア映画「海の上のピアニスト」をもうご覧になりましたか?「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッぺ・トルナトーレ監督だし、どこか「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のような匂いもする。ジャズもピアノも船も、そして人生も大好きになる映画なのだっ。絶対、サントラ盤もDVDも買って、気分は船の上じゃ(ぐえっ!!酔うなっちゅう)。また「アンナと王様」にも大感動。ジョディ・フォスターがいいのは当然だが、王様役のチョウ・ユンファが予想以上に良かった。俺もあんな王様になってみたいと思った(勝手になれっ)。
ところで、青森県に空前のシネマ・ウォーズが勃発した。下田町のショッピングセンターにできるシネコンが8スクリーン。これに青森市の西部地区に今夏できるショッピングセンターにできるシネコンの10スクリーンが加わる。人口比率における映画館数の全国第2位の青森県は間違いなくトップに踊り出ることになる。映画ファンには凄い時代になる。嬉しいことのようで、淘汰が進めば、馴染みの身近な映画館がなくなるという悲しい事態を招くかもしれない。DVDの急速な普及で、クリアな画面、高音質、大音響の迫力が家庭で楽しめる時代だが、映画館が身近にないと大変なことにもなる。この時代の大転換期に、映画は何処に行くのか。21世紀が目前だ。さぁ、みんなで考えよう(って何を)。 |