2000.12.15更新

「デイジーの世紀末シネマエッセイ25

あおもり映画祭実行委員会 代表幹事 川嶋大史
           (デイジーかわしまっち)

川嶋大史

 いよいよ大世紀末だ。この瞬間、俺はある場所にいる。「世紀末シネマエッセイ」の最終回は、実は映画の話ではない。俺の「映画的人生」の最大の日となるであろうことを準備している。

2000年の大晦日、深夜11時、五所川原市の岩木川河川公園(北斗グラウンド)へ集結せよ。

20世紀から21世紀という百年に一度の感動を多くの人と共有しよう。
「奥津軽2000年祭・立佞武多(たちねぷた)大昇天」だ。
実際の昇天は0時10分頃。0時の瞬間は冬の花火で祝う。各地でさまざまなカウントダウンイベントが準備されているが、こんなイベントは二度とないだろう。実際、二度とやらない。奥津軽(西北五)独特の連帯意識から、行政区域を超えた「広域」で行う新世紀への決意だ。「親子の旅立ち」と共に宇宙へ旅立とう。
俺の「2001年宇宙の旅」なのだ。

 俺がこうした野外イベントに夢中になるのには意味がある。「自然」の中で「宇宙」を感じたいのだ。野外イベントは天候に左右される。何が起こるかわからない。ホールで演出される演劇にはない独特の開放感と興奮、観客との一体感がたまらない。主催者側と観客の垣根もない。そこにいた人々だけが分かり合える空間と映画的時間がある。高さ20メートルの立佞武多が燃えている。そこに、いろんな人がいろんな思いを込めて、祈りを捧げる。映画を愛し、地域にこだわるいいかげんな(デイジー)男の決意です。皆さんもいい新世紀をお迎え下さい。誰と迎えるか、21世紀のスタートです。
さらばじゃ。