バックナンバー 2002.2.12更新

デイジー川嶋の新世紀シネマエッセイ vol.010
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 仕事で東京へ行って来た。晴れ男(ハゲ男だし、ってが。ほっとけ!)の俺は初夏のような暑さの東京で、スパイク付きの長靴(滑ったら嫌だし。頭が?ほっとけ!)と手袋という完全防寒スタイルで汗をかきながら歩いていた。渋谷の「シアター・イメージフォーラム」で寺山修司の貴重な変態実験映画のフィルムを見て来たのだが、今の時代でも通用する「新しさ」を感じるから凄い。なぜか現在の「シブヤ」に似合っている。シブヤの街はまるで「ブレードランナー最終版」のようだ。駅周辺が映像と音楽の雨嵐。歩く人々の声と携帯電話で話をする人の声が、アチコチから聞こえて来る音楽や商人の掛け声と混在。そこへ消防車や救急車が通る。ここで殺人事件があっても気がつかないくらいうるさい。更にはHitomiがゲリラ路上ライブをやらかすもんだから、イジョーな騒ぎになっている。東京の中でもこの街が一番騒々しい。慣れるまで最初の半日は怖いくらい。俺が住んでいた頃は女子大生のオシャレな街だった。今はジャル(コギャルより幼稚化=ジャリとギャルの造語)中心の街。自然の音なんか聞こえない。これは「音」ではなく「ノイズ(雑音)」だ。トーキョー・ノイズ・ストリートだ。田舎者のひがみではなく、こうした都会の文化はいずれ崩壊するだろうと思う。もう人間が住むところではない。
 とは言え、俺としても短い時間に情報を得たいから映画を2本観て来た。田中麗奈主演のホラー映画「玩具修理者」はコーヒー付き。映画の前でも後でも自由。会場で飲むのも自由。椅子の前に小さなテーブルがある。ハチ公口駅前に「Q−FRONT」というメディアステーションの中の多目的ホールだ。1Fのビデオショップで、映画のチケットやパンフレット類を売っている。多メディアと合体した「イベント・ムービー」だ。浅野忠信主演の話題作「殺し屋1」は若い層で熱気ムンムン。三池崇史監督の快心の一作だ。また、中原俊監督の最新作「コンセント」はデジタルハイビジョン・カメラで撮影され、映像の転用が容易になった特性を活かして、画像が試写会と同時に画像配信されるというイベントが大きな話題となっていた。
 そんなワケで(どんなワケだ)、こんな俺(どんな俺だ)でも、厄払いを終える年代まで生き延びた。水瓶座の男(男だったのか)の俺の第2の人生スタートを記念して「デイジー生誕42周年記念特別プレゼント」として昨年6月に開催された「第10回記念あおもり映画祭」の公式プログラムと、その中で上映された話題作のパンフレットを10名様に差上げます。そして、なんと、「映画王国・青森県」の全てがわかるあの本を3名様にプレゼント。過去から未来へ、生まれ変わったら一緒になりましょう。
 
 
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