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来たる7月10日に開幕する「@ff」についてお伝えしよう。「あおもり映画祭」は「第2章」に突入した。過去の名作を検証するという路線から、新しい才能の発掘をする方向を目指す。世界中に星の数ほどある映画たちから、主催者側の「ある基準」で選ぶのが映画祭だ。予算も大きなスポンサーもない小さな映画祭なのだから、著名な監督の作品を論評するより、誰も知らない新しく面白くおいしい才能を見つけた方がいいと思った。7月13日(土)のアウガ会場の「AIR‐2002(青森自主制作映像の祭典)」には、県内外の若い才能が大挙して集う。それだけでも未来の映像作家をさがすことができるし、デジタルカメラがあれば、地方にいても誰にでもチャンスがあることが実証できる。「写真」の世界が既にそうであるように、「映像」の世界もプロフェッショナルとアマチュアの境目は既になくなっているのだ。 一方、県内未公開作品の「本編」の映画では「ドッグ・スター」「パコダテ人」「サンキュー、ボーイズ」「折り梅」「平塚らいてうの生涯」「殺し屋1」「シャドー・フューリー」と多彩な作品が揃った。木造会場は木造町主催で意欲的な「縄文メロンアワード」のプレイベントが行われる。「パコダテ人」の前田哲監督が登場。前作「SWING MAN」と併せて上映。前田監督の師匠である相米慎二監督の遺作「風花」も追悼上映する。 そして、大きな目玉となるのが中原俊監督の最新作「でらしね」の全国初上映。主演が奥田瑛二さんと黒沢あすかさん。現在撮影中のため、上映時間や内容等の詳細は明らかにされていないが、この特別上映に奥田瑛二さんがゲストとしてやって来る。中原監督の県内未公開作品はまだまだあるが、何の情報も与えられていないこの映画を選出した。観た人が評価してほしい。そう、評論家の意見がいろんなマスメディアに登場する前に観てほしいのだ。それが映画祭ならではの特権であり、醍醐味だと思うから。この機会にぜひ木造町まで足を運んでほしい。甘くておいしいメロンも待っていますわよ。 また、格闘家を引退して俳優デビューした船木誠勝(弘前市出身)主演のハリウッド映画「シャドー・フューリー」も見逃せない。ブルース・リーに憧れた船木が遂に夢を叶えた一作で、船木の肉体とアクションは衝撃だ。7月10日から28日まで「第11回@ffあおもり映画祭」で出逢う衝撃と感動の連続を、しっかりと目撃してほしい。メロンは甘いが、映画祭は甘くはないぞ。
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