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十年程前に過労死で夫を亡くした小島紗知子(大竹しのぶ)は、自閉症の一人息子富美男・トミー(黒田勇樹)を女手ひとつで育てている。
不況の影響で会社を解雇されてしまった彼女は、再就職に必要な資格を得ようと都立の職業訓練校に入校する。そこには、リストラされたサラリーマン、倒産した町工場の社長、経営に失敗した喫茶店のマスターなど様々な人々が人生の再出発をかけて集まっていた。
ともに学んでいくうちに仲間意識が芽生えて、励ましあう生徒たちだったが、高野周吉(小林稔侍)だけは学校に馴染もうとせず評判が悪い。
ところがある日、紗知子が忘れていった教科書を彼女の家まで届けるなど、意外な優しさを知る。また高野も明るく、前向きに生きている紗知子に次第に惹かれて行く。 |