title 大西洋の上で生まれ、一度も船を下りなかったピアニスト伝説
<キャスト>
 ティム・ロス
 プルート・テイラー・ヴィンス
<音楽>
 エンニオ・モリコーネ
<監督>
 ジュゼッペ・トルナトーレ


『ニュー・シネマ・パラダイス』、『みんな元気』そして『明日を夢見て』・・・
ある時は映画のあふれる愛を、ある時はせつなく胸にしみる物語を描き、全世界を涙と感動で包んだジュゼッペ・トルナトーレ監督。今やイタリヤ映画界を代表する名匠として、映画ファンが最も新作を待ち焦がれるトルナトーレが、5年の歳月をかけここに新作を完成させた。愛すべき映画と映画館、そしてシチリアの大地を心を込めて描いてきた彼は、今までで最もスケールの大きな作品として、舞台に“海”を選んだ。
かつてないスケールとロマンのアメリカとイタリアの合作映画。主演は“チャップリン”を彷彿とさせるティム・ロスの名演。そして胸にしみるエンニオ・モリコーネの名曲。 またひとつの伝説となる名作が誕生した。

STORY
海の上のピアニスト大西洋を果てしなく往復する豪華客船ヴァージニアン号に置き去りにされた小さな命。彼の名はナインティーン・ハンドレッド=1900。1900年に拾われた彼はこう名付けれてた。
船を下りることなく成長する彼は、やがて'88にピアノの鍵盤の上で信じがたい才能を発揮する。自らの研ぎ澄まされた感性のみで奏でられるメロディ。楽譜は一切読まず、旋律は乗客の表情や仕草に合わせて紡ぎ出されていく。かつて聞いたことのないその素晴らしい音色は、あらゆる人を感動の渦に巻き込んでいった。
即興の音楽を通じ、様々な人々と出会う中、彼はふと「陸地から見る海はどうなのだろう」と思いを巡らす。そんな中舷窓越しに美しい少女を見る。その瞬間、彼はやさしいメロディを弾き、かつてないほど感動的な音楽を奏でた。その少女の姿を船中探し回り、やっと三等船室で見つけるが、ごった返す群衆の渦に引き離され、彼女はきえてしまった。
そして、想いを断ち切れない彼は、これまで一度も下りる事のなかった船のタラップに、足を掛けるのだった・・・。