title 1万回のキスがくれた永遠の5日間
<キャスト>
 小原 裕貴
 後藤 理沙
<原作>
 手塚 治虫
<監督>
 中田 秀夫


原作は日本が世界に誇る漫画界の巨匠、手塚治虫の同名の短編(集英社)生命の神秘を切り口に、凝縮された純愛を詩情豊かに謳いあげた数珠の名作として、手塚ファンのみならず、若い女性をはじめとする幅広い層に熱く支持され、ロングセラーを保持している。この原作に惚れ込み、監督にあたったのは『リング』『リング2』でホラー・ブームを巻き起こした中田秀夫。かねてから念願だった「一途なラブ・ストーリー」に挑戦し、登場人物の感情をきめ細やかに描き出すことで、見事に新境地を開いている。
世紀末の現代に贈る、せつない純愛おとぎ話。胸をかきむしられるような感動と深い余韻がいまあなたの心をつつむ

STORY
ガラスの脳1954年、富士ノ原に旅客機が墜落した。たった一人の生存者は、臨月の妊婦から奇跡的に誕生した赤ん坊・由美。しかし彼女は一度も目覚めることはなかった。
1961年。喘息で入院していた7歳の少年・雄一は、病院で眠りつづける少女・由美を発見。雄一のキスが始まったのは、その時からだった。「目を覚まして、僕が王子様だよ。」願いを込めて毎日、そっと由美の唇にキスをする雄一。たが、彼女は眠りから覚めなかった。 1972年。高校生になった雄一は偶然テレビのワイドショーで、飛行機墜落事故の生存者・由美はまだ眠り続けていることを知る。雄一の脳裏に、少年の頃の記憶が甦る。いても立ってもいられず、病院へ向かう彼の目にしたのは、美しく成長し、いまだに眠りから覚めない由美の姿だった。彼は再びキスを贈り続ける。そしてある嵐の夜、祈りを込めた長いキスをした雄一に、ついに由美が微笑みかける。17年の眠りから目覚めたのだ!しかし、ふたりの運命の行方は残酷だった。彼女に神が許した覚醒の時は、5日間だった。
限られた時間の中で、雄一は由美にすべてを捧げ、愛を貫こうとする・・・。