title ぼくは、いつでも君のそばにいるよ・・・
<ボイスキャスト>
 アモン・・・安達祐実
 マリア・・・前田亜季
 ルチア・・・戸田恵子
 モニカ・・・夏木マリ
 ブラニック・・内藤剛志
<主題歌>
 REBECCA
<原作>
 C.W.ニコル
<監督>
 大森一樹


 私が初めて「風を見た少年」を書いたのは、1979年のことだ。今、これはどんな作品かと問われれば、私はこう答えるだろう。ファシズムや独裁者、好戦的な軍事政権にノーを訴える、優しさのいっぱい詰まった物語です、と。ちょっとカッコよすぎるかもしれない。元を正せば、偶然の夢から生まれた話なのだから。だがそれでもなお、私は信じている―人生には、見えるはずのないものが見える瞬間がある。そのとき、奇跡は生まれるのだ、と。考えてみれば、人が生きる上でいちばん大切なのは、たやすく確かめることのできないものばかりではないか・・・。愛、信頼、友情、信仰、希望、勇気、優しさ、知恵、すべてそうだ。だが、それを実感できたとき、私たちの心の扉は無限の世界へと開かれる。
 そして、私たちがどんなに年をとろうと、あの少年はいつも心のどこかで、お話を語って聞かせる時をじっと待ち続けているに違いない。
(黒姫にてC.W.ニコル)

心の扉はいま、無限の世界へと開かれる

 人気作家C.W.ニコルの同名小説から誕生した、感動のファンタジー・アドベンチャー―「風を見た少年」。不思議な力を持つ少年アモンは、独裁者ブラニックの野望を打ち砕くため、両親の死を乗り越え、封印されたその≪力≫を解き放つ。自然を慈しみ、両親の愛に守られてきた少年が、自らの手で愛する者を守ろうとした時、運命の扉は開かれ、未知なる冒険が始まる。果たして、アモンのひたむきな願いが起こす≪奇跡≫とは・・・?
 美しい自然とそれを壊そうとする破壊者。物語は、少年アモンの愛と闘いを描きながら、観る者すべての心に永遠に残る≪勇気≫と≪感動≫を与えてくれるだろう。
 総監督は「ゴジラ」シリーズをはじめ数々のエンターテイメント作品を手がけてきた大森一樹。また、この作品に共感したREBECCAが主題歌「神様と仲なおり」を歌い、10年振りに再結成をしたのも大きな話題だ。声優陣には、アモン役の安達祐実をはじめ内藤剛志、前田亜季、あおい輝彦、戸田恵子、原日出子、夏木マリなど実力派俳優が顔を揃えた。


STORY
風を見た少年 アモンは末知のエネルギーを操る不思議な≪力≫を持つ少年だ。彼の力を軍事利用しようとする邪悪な独裁者プラニックによって、アモンは科学者だった父と母を失い、囚われの身となる。ブラニックの飛行船に幽閉されたアモンは内なる声に導かれ、空に身を投げ出す。風は優しくアモンを受けとめ、美しい小鳥へと運んでくれた。自然と共に生き、風を自由に操る≪風の民≫―その末裔こそが、アモンだったのだ。やがて、≪海の民≫の少女マリアに出会ったアモンは、島の生活にとけこみ、ひとときの平穏な日々を過ごす。だが、アモンを追うブラニックの軍隊は、島に侵攻を開始していた。闘うことを知らない無垢な少年は、愛する者たちを守るため、ついに自らの≪力≫を解き放つ。

 ―そして奇跡は起こった・・・。