title 本当のやさしさに出会う―

ひだまりのような暖かい感動

<キャスト>
 リウ・リン
 リー・ビンビン
<監督・製作・編集>
 チャン・ユアン

「ただいま」、その一言が云いたくて―

原題「過年回家」は中国語で“正月を過ごすために家に帰る”という意味。17年ぶりに家路につくタウ・ランも、彼女を迎える両親も、不器用なかたちでしか愛情をつたえられない。その想いがお互いに通い合う瞬間、見る物の心にひと雫の感動が、波紋のように広がっていく。この映画は家族でなければわかりあえない「情愛」を教えてくれる、心温まる物語だ。

中国映画の才能にイタリアの洗練された魅力が注がれた傑作!

99年、チャン・イーモウ監督『あの子を探して』とともにベネチア国際映画祭銀獅子賞受賞の栄誉に見事輝き、アジアの映画パワーをアピールした『ただいま』。21世紀を目前に、第二の黄金期に突入したアジア映画。その一翼を担って90年代から活動をはじめた中国第六世代を代表するチャン・ユアン。『クレイジー・イングリッシュ』など現代中国社会にいつも鋭い眼差し」をむけてきたチャン監督が挑んだ渾身の一作となった。
また、本作は中国/イタリア合作として製作され、『シャンドライの恋』のヤーコポ・クアドリが編集にあたるなど、ヨーロッパ映画の洗練された魅力も吹き込まれている。


STORY

ただいま16歳のとき、ささいなことで血のつながらない姉を発作的に殺し、刑務所に服役してしまった妹タウ・ラン。17年後、翌年の出所を控え旧正月に一時帰宅を許された。けれども雑踏の中、彼女を迎えに来る家族は誰もいない。見かねた女性教育主任シャオジエは彼女を家まで送り届けることにするが、少女時代を過ごした実家は既に取り壊され、瓦礫の山。残酷な歳月の流れに途方に暮れるタウ・ランのために、主任は両親の住む新しいアパートを探し出すが・・・。
近代化の進む北京郊外を舞台に、家族の和解、再生を暖かい眼差しで描いた、涙溢れる珠玉の一作!