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ひとりでは奏でられないメロディーがある。 |
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| <キャスト> 竹中直人 天海裕希 箕輪裕太 冨貴塚桂香 |
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| <監督> 竹中直人 |
2人でブラームスを弾こう
俳優、映画監督、コメディアン、さらにはイラスト&エッセイ、音楽と、縦横無尽の活躍を続けている竹中直人。これまで『無能の人』『119』『東京日和』と、家族や仲間同士の絆を描き続けてきた彼の最新作が『連弾』である。妻の不倫をきっかけに、ひとつの家族が崩壊。けれども家族がバラバラになりながら、心はいつまでも一緒であることを私達にさりげなく伝えてくれる本作は、母と娘がピアノ連弾で演奏するクラシックの名曲、ブラームスの『ハンガリア舞曲』の調べにのったハートウォーミングな一級品の家族ドラマである。
一流オーケストラの音色をおもわせる豪華キャストの演技
毎回、練りに練ったキャスティングで、俳優たちの個性を引き出してくれる竹中作品。ヒロインの美奈子には、宝塚出身のトップ・スター天海祐希。大らかでチャキチャキとした個性をフルにいかしつつ、時にコミカルな言動を示しながらも、母ならではの繊細な想いを見事に演じ、彼女の新境地といってもいい素晴らしい存在感をみせています。オーディションで選出された子供役の冨貴塚桂香、箕輪裕太の新鮮な演技にも注目。家族を取り巻く周囲の大人たちも個性的な面々が顔をそろえ、ピアノ教室の先生に“ミッチー”こと音楽界の貴公子・及川光博。その恋人にTV『私の青空』で注目の松尾れい子。教室の事務員に『バウンス ko GALS』の佐藤康恵。美奈子の不倫相手に『皆月』の若手実力派。北村一輝。『東京日和』に続いての出演となる鈴木佐羽など豪華なアンサンブルを繰り広げます。
これは家族のための練習曲
『連弾』は、ショパン・モーツァルト・ベートーベン・ブラームスの有名なピアノ曲のメロディーにのって、現代の家族のありようを優しく導いてくれえる、別れても終わらない親子の物語。少し笑って、最後に泣けて、そして家族って何だろうと、観る物ひとりひとりに問いかけるという、竹中監督の世界観が見事に反映された“竹中直人の小宇宙”。人の心が離れがちなまま、21世紀を迎えた今、私達にとって本当に大切なものは?をそっと教えてくれる作品です。