title ― すべての女性に捧げる永遠なる母の物語 ―
<キャスト>
 岸恵子
 原田龍二
 うじきつよし
 勝野雅奈恵
<原作>
 山本周五郎
<脚本>
 和田夏十
<監督>
 市川崑


この秋、「さわやかな感動」の傑作が誕生

 1999年ベルリン映画祭で「どら平太」は絶賛を浴び、日本公開でも大ヒットを記録、巨匠健在を強く印象づけた市川崑監督。その75作目の最新作に選んだのが「かあちゃん」です。山本周五郎の小説を脚色したこの作品は、私生活でも妻であり名脚本家として知られる和田夏十との共作ですが、執筆当時は映画化には至りませんでした。
 市川監督と和田夏十とのコンビは30作を超え、「炎上」「ビルマの竪琴」「鍵」「ぼんち」「東京オリンピック」など絢爛たる傑作群を創り上げてきました。この作品は市川監督が今は亡き最愛の妻との共作を渾身の映画化、すべての女性に捧げる作品として完成させました。
 「かあちゃん」を演じるのは市川作品の名パートナー岸恵子。「おとうと」「黒い十人の女」「細雪」など7本の市川作品に主演を務めてきましたが、この作品の持つ現代性、あたたかさに共鳴し、10年ぶりの主演作が実現しました。いつの時代もニッポンを支えてきた永遠なる母を演じます。

 不透明で不安に満ちた現代。社会が信じられなくても、人を信じれば、きっと前向きに生きていける。この映画はそのことにもう一度気付かせてくれる作品です。
 この秋、「さわやかな感動」の傑作が誕生します。


STORY

釣りバカ日誌12  不景気、失業、相次ぐ暗い事件。天保末期の江戸。老中・水野忠邦の改革の効なく、庶民の生活は困窮を極めていた。ある貧乏長屋で5人の子供を育てる、おかつ(岸恵子)もその例外ではなかった。そんな生活の中、おかつの家では一家6人が総出で金を貯めこんでいると噂になっでいたが、それには理由があった。長男の友人を更生させるためだった。自分たち家族よりも他人を思いやるおかつに、家族みんなが協力を惜しまないのだった。その上おかつは、たまたま入ってきた泥棒さえも一家の一員として受け入れることにする・・。