title 人生は戦場
そんなこと、とっくに知ってるよ。
<キャスト>
 宮崎あおい
 田辺誠一
 蒼井優
 沢木哲
 石川浩司(たま)
 天宮良
 伊勢谷友介
 りょう
<監督>
 塩田明彦

子供から大人へー移りゆく季節を
走りつづける少女の生きざまを鮮やかに描く

 監督は1999年、『月見の常き』『どこまでもいこう』の2作品公開で華々しいデビューを飾り、海外でも評価の高い塩田明彦。
 これまでも高後生、小学生という10代の青春を瑞々しい切リロで描いてきた塩田は、今回、子供と大人のはざまで揺れる中学生の少女をヒロインに捉え、その内面の葛藤をクールに描く。大人から見た子供というステレオタイプではなく、多面性を持つ1人の人間として捉えている視点は、前2作とも共通しているが、本件ではより安定した演技カで少女の不安定な生を描き、彼の新たな方向性を示すものとなった。


ナント三大睦映画祭で主演女優賞

 サチ子を演じるのは青山真治監督の『EUREKA(ユリイカ)』の好演で注目された宮崎あおい。
少女らしいたたずまいの中に、時にはっとさせられるようむ大人の表情を垣間見せながら、寡黙でどこか掴みどころのないサチ子の内面を見事に表現。この名演技でナント三大睦映画祭で主演女優賞に輝くなど、今後の活躍が期待される若手成長株だ。
 また、彼女が小学枚時代に思いを寄せる教師役には、田辺誠一(橋口亮輔監督『ハッシュ!』)。さらに女優として進境著しいりょう(塚本晋也監督『双生児』)が初の母親役で、強烈な存在感を醸し出す。


STORY

害虫 サチ子は中学校1年生、13歳。しかし、母親の自殺未遂や、小学校6年のとき、担任教師・緒方と淡い淡い恋を交わした過去がさまざまな噂話となって、クラスメートたちとなじめない。
 
そんな彼女が唯一心許せるのが、学校を離れ、町で気ままに暮らす若者たちとささいな悪事をして過ごすときだった。クラスメートの夏子は、そんなサチ子を何とかして再び学校に引き戻そうと努力する。
 
再び学校に通い始めるサチ子。
しかし、彼女の居場所はやはりどこにもなかった。
彼女が下した選択、それはかつての恋の相手・緒方に会いに行くことだった−。
 
子供でも大人でもない、移り行く季節の中で不安と孤独に疼く少女の"今"を鮮烈な映像で斬りとった、全く新しい青春映画。
サチ子のアグレッシブな生きざまは、同じ"今"を生きるすべての人の心を熱くえぐるに違いない!