title 僕には君の心が聴こえなかった。
<キャスト>
ユ・ジテ
イ・ヨンエ
<監督>
ホ・ジノ

感動の名作『八月のクリスマス』から3年―
ウォン・カーウァイ、トラン・アン・ユンと今や肩を並べる、
21世紀アジアン・ニューウェイブの旗手ホ・ジノ監督、待望の最新作!!


このところ新しい才能が次々登場している韓国映画界の中でも、独特の作家性を持ち、多くの観客から支持を得てきたホ・ジノ監督。死を目前にした青年と無邪気な女の子との淡い恋を静かに描いたデビュー作『八月のクリスマス』(98年)では、主演のハン・ソッシュとシム・ウナの魅力を充分に引き出し、2人の人気は不動のものとなった

本作の主演はユ・ジテとイ・ヨンエ。純情な青年サンウを演じるユ・ジテは、1976年ソウル生まれ。99年『アタック・ザ・ガスステーション!』で画家を目指す青年を演じて人気爆発。つづいて2000年には『リメンバー・ミー』『リベラ・メ』などに出演し、今や若手ナンバーワンの男優。
離婚暦のある女性DJを演じたイ・ヨンエは、1971年ソウル生まれ。小学生の頃からモデルをしていたが、95年にテレビドラマに出演し一躍人気女優となった。そして大ヒットした『JSA』(00年)のスイス軍将校役で映画女優として国際的に大ブレイク。

本作は、ホ・ジノ監督とともに主演の2人がディスカッションを重ね、物語を築き上げていった。そしてサンウとウンスを見事に演じきった2人は今、各国で絶賛されている。

松任谷由美によるオリジナル主題歌を韓国のロックバンドJaurimのyunaが歌うなど、日本・韓国・香港による合作も話題のひとつだ。
映画を観ている間、あちこちの場面で、
わけもなく涙が溢れてきました。
離婚を経験し、
しょせん人は独りかもしれないという諦めを知っている女性と、
彼女をすごく純粋に好きになった男の子。
そんなふうにもとから隔たりのある二人が
恋をすることで同じ場所に立たされてしまう・・・・・・。
やがて、それに気づき、離れていく切なさを、
具体的な言葉や映像ではなく、
漂う雰囲気として捉えているのがとても新鮮でした。
いろいろな場面に、
自分の中のいろいろな部分を刺激されましたが、
また、今までとは違う、
自分の知らなかった脳をやられた気分です。――松任谷由美

STORY

四季のうつろい。風の音。そして愛の喜びと悲しみ・・・・・・

春の日は過ぎ行く 監督デビュー作『八月のクリスマス』で世界中を美しい涙で包んだホ・ジノ監督から待望の第2作目が届いた。家族のあり方、自然の美しさなど、殺伐とした現代に生きる私たちが忘れかけているアジア的な叙情を呼び覚まし、変わりゆく愛に揺れる男女の心を、繊細にそしてリアルに描いた宝石のような作品だ。

出会って間もなく恋に落ちた青年サンウ(ユ・ジテ)と年上の女性DJウンス(イ・ヨンエ)。「いつも一緒にいたい・・・・・・」そんな至福の日々も束の間、揺れ始めたウンスの態度にサンウはとまどい、途方に暮れ、傷ついていく・・・・・・。竹林が風に揺れる音、夏の終わりの波の音。録音技師のサンウはそんな“大切な今”を記録し、過ぎゆく時をいとおしむ。

この『春の日は過ぎ行く』は、2人の恋を体感することで、見た人が自らの恋愛観を語りたくなるという、リトマス試験紙のような不思議な映画だ。