title もう一度だけ、命の輝く瞬間を−
<キャスト>
 江角マキコ
 豊川悦司
 岸谷五郎
 斎藤由貴
 江守徹
 
<監督>
 篠原哲雄
 
<原作>
 柳美里

生きるために出会った3つの命の真実の愛
 
「愛するということは、その想いを行為に変えることではなく思うことそのもの」
 
命をめぐって繰り広げられる賢明な愛の物語を描く映画『命』が、ついに完成した。
原作は『週刊ポスト』(小学館)連載中から話題を巻き起こした芥川賞作家・柳美里のベストセラー小説「命」シリーズ(「命」「魂」「生」「声」小学館刊)
突然の妊娠、子どもの父親との別離、そして最愛の人の死ー自身の壮絶な体験を赤裸々に綴ったこの小説は読者から大きな反響を呼び、現在100万部を記録している。
 
主演は柳美里に江角マキコ。一番大切な人の闘病に献身的な愛をもって立ち向かう姿は、人間の根源を呼び起こす。
そして東京キッドブラザースの主宰者であり劇作家の東由多加に豊川悦司。病と闘いながら、美里と子どもの成長を見ることで生への望みを駆り立ててゆく様は、まさに圧巻。
また、筧利夫、麻生久美子、寺脇康文、樹木希林ら、演技派、個性派、の充実の共演者が脇を固め、さらに岸谷五郎、斎藤由貴、江守徹の演技がこの映画に花を添えている。
 
監督は「月とキャベツ」「はつ恋」などの俊英・篠原哲雄。ドキュメンタリーでは語りきれなかった物語を、質の高い感動作として細部までこまやかに映像化することを実現している。また、主題歌は安室奈美恵。まさにエンディングを飾るにふさわしい曲となっている
 
この秋、3つの命の物語が、涙と感動の嵐を巻き起こす。

STORY

あなたのために、私は生きる。

命 人気作家、柳美里。10代の頃から家族を憎み、家出、自殺を繰り返してきた彼女が妊娠。それまで激しい恋情を交わしていた人は妻帯者。父親になることに困惑する男の姿を目にし、彼女は生むべきかどうか、激しく揺れ動きながら、以前、所属していた東京キッドブラザース主宰者・東由多加を訪ねる。
 
東はかつての美里の恋人であり、共に暮らした相手であり、家族のように、父のように彼女を包み込んだ人だった。
なにより高校中退後の美里から、書く才能、すなわち生きる目的を見出した恩人であった。
しかし、訪ねたその場で東は激しく咳き込み、東の体が癌に侵されていることを知る。美里と東とお腹の子どもの中で生と死という正反対のカウントダウンを始める“命”。
 
互いを支え合いながら最先端医学による治療を積極的に受け、ギリギリの体力と気力の中の出産、子育てに奮闘する二人の姿は血のつながりや家族の絆をも超えた命と愛の尊さと強さを訴えてやまない。