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“ストロボラッシュ” それは、ここから飛び立つために、背中につけた羽だった。
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<キャスト>
池内 博之
りょう
加瀬 亮
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<監督>
行定 勲
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『GO』(主演:窪塚洋介)で日本アカデミー賞最優秀監督賞など各映画賞を総なめにした行定勲監督の最新作は、あたため続けてきた『ロックンロールミシン』。“奇跡のような日々が奏でる喜びと切なさを深い共感で描き出す。”
監督は、2001年窪塚洋介主演の『GO』で日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ各映画界を総なめ。若手実力派監督として評価を不動のものとした行定勲。次々と意欲的に映画を作りつづけている行定勲監督が、惚れ込み、あたため続けていた作品。それが本作『ロックンロールミシン』である。原作は、コムデギャルソンに勤め、文化服装学院で教えもしていたキャリアをもつJ文学の旗手、鈴木清剛の第12回三島由紀夫賞を受賞小説。二度と戻らない時間、取り返しのつかない言葉や経験、そんな記憶がかもし出す切なさや痛みを、静かに見つめる行定監督は、誰もがまだ“何者”でもない頃に経験する“奇跡のような日々”を、時には深い共感をこめ、時には監督自身の若い頃に感じた“苦さ”を重ねあわせ、そして何よりも、さらに若い世代へエールをおくるかのように作り上げた。
行定組ともいうべきスタッフ、キャストと池内博之、りょう、加瀬亮、水橋研二、SUGIZO、宮藤官九郎をはじめとする初顔合わせの俳優たち。作品にかかわる全ての人のコラボレーションが、青春映画の傑作を紡ぎだす。
そんな『ロックンロールミシン』を支えるのは、監督の“目”であり、『ひまわり』『閉じる日』『贅沢な骨』でもコンビを組む撮影の福本淳。また、林海象作品の音楽で知られる、めいなCo.が、4人の喜びや不安を包み込むように音楽を奏で、スピッツなど多くのミュージシャンのプロデューサーである石田小吉が率いるScudelia Electroがエンディングテーマ“Rock'n roll missing”を書き下ろしている。出演は、清水浩監督『チキンハート』でも注目を浴びる池内博之、伊勢谷友介監督『カクト』や黒沢清監督『アカルイミライ』など5本の出演作品が公開待機中、映画俳優として将来を期待される加瀬亮、ファッションリーダーとしてだけでなく女優として映画、テレビドラマに活躍するりょう(是枝裕和監督『ディスタンス』)、水橋研二(塩田明彦監督『月光の囁き』)をはじめ、『GO』の脚本家でもある大人計画の宮藤官九郎、映画『Soundtrack』で初主演も果たしたミュージシャンのSUGIZOといった初顔合わせの俳優たちに加え、もはや行定組の常連とも言うべき栗田麗(『ひまわり』)、津田寛治(『ひまわり』『贅沢な骨』)、戸田昌弘(『ひまわり』)、つぐみ(『贅沢な骨』)などが総出演している。
STORY
いつでも、みんなのミシンの音がまるでロックンロールを奏でるように響いていた。
会社員・賢司は、仕事も恋愛もなんだかうまく言ってない。高校の同級生凌一と出会ったのはそんな時だ。凌一は、服飾専門学校で教えている椿やロンドン帰りのカツオといった仲間と一緒に自分たちのデザイナーズ・ブランド“ストロボラッシュ”を立ち上げようとしていた。賢司は、そんな凌一たちの自由さが羨ましい。
ひょんなことから上司を殴って会社を辞めた賢司は、“ストロボラッシュ”を立ち上げを手伝うようになった。最初はボタンすら縫いつけることが出来なかった賢司。でも、顔を上げればアパートの一室で、みんなのミシンの音がまるでロックンロールを奏でるように響いていた。
初めてロゴをプリントしたTシャツ。太陽が降り注ぐ屋上での日なたぼっこ。につまった時のフリスビー。ちょっとした仲間割れ。自分達にしか作れない服。誰からも認められなくても平気だった。彼らが愛した、悩ましくも奔放な日々。どこまで続けていけるのだろう・・・。