title 銭湯を舞台に“水の女”と“火の男”が織りなす宿命の恋
<キャスト>
 UA
 浅野 忠信
 HIKARU
 小川 眞由美
<監督>
 杉森 秀則

水・火・風・地・・・“万物の源”の四元素になぞらえて描く、現代の神話
「人と宇宙、自然とのかかわりをテーマにしたかった」と監督が話すととり、本作では、ギリシア自然哲学における“宇宙・万物の源”の四元素「水」「火」「風」「地」をそれぞれ登場人物になぞらえ、また、「水」「火」「風(煙突)」「地(富士山)」と四元素が全てそろう銭湯を磁場として、傷ついた人々が集い、出逢い、寄り添い、ぶつかり合う。ゆらめく水、燃えたぎる炎、草原をそよぐ風、水に映る空、銭湯の壁で輝く富士の画といった瑞々しくも力強い映像を背景に語られる「水」と「火」の悲恋の物語は、人間ドラマを超越したまさに“現代の神話”である。
 

UA映画初主演、夢の競演UA×浅野忠信
主人公“水の女”涼を演じるのは最も映画デビューを待ち望まれていた歌姫UA。
数あるオファーの中から「この脚本、このキャラクターであれば」とついに出演を決めた。エモーショナルなエンディングテーマ『閃光』は彼女自身が本作のために手掛けている。一方、“火の男”優作役には、映画俳優として不動のポジションを獲得している浅野忠信。静けさと激しさの両面を持つ難しいキャラクターを見事に演じ分け、確かな存在感を見せつける。さらにN.Yコレクションに参加した経験を持つモデルのHIKARUが風のように颯爽と生きる女性・ユキノを、実力派の小川眞由美が地を這うように懸命に生きる女性・翠を熱演。
元JUDY&MARYのYUKIも、涼の友人役として出演している。
監督は本作品がデビューとなる杉森秀則。CMディレクターとして活躍しながら自ら書き上げた本作品の脚本は、2001年サンダンス/NHK国際映像作家賞を見事に受賞。ロッテムダム国際映画祭シネマート部門にも正式招待され、制作前から国内外を問わず高い評価を受けており、文字通り待望の完成となった。
 

STORY

名前も過去も問いかけることなく、二人の恋は始まった。

水の女 小さな町で、父親と銭湯を営む涼(UA)は自他ともに認める「雨女」。涼の人生の大切な日には必ず雨が降る。幼なじみとの結婚が決まり、幸せをつかみかけた時、その幸せが手から滑り落ちるように婚約者と父が同時にこの世から去ってしまった。その日も雨が降っていた。
天涯孤独となった涼が傷心の旅から家に戻ると、見知らぬ男が上がり込み悠然と食事をしていた。火を見ると落ち着くという男・優作(浅野忠信)の不思議な魅力に惹かれた涼は、銭湯の窯場で働いてみないかと誘いかける。お互い名前も過去も問いかけないまま、二人の奇妙な共同生活が始まった。決して成就することのない悲恋の結末を感じながら“水の女”と“火の男”の宿命の恋は静かに燃え上がってゆく。