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テクノポリスの空の下、乙女心は乱れる。 |
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| <キャスト> ともさか りえ 犬山 イヌコ 蒼井 優 及川 光博 |
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| <監督> ケラリーノ・サンドロヴィッチ |
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| 公式ホームページ | |
ハチマルにワープだ!ポップ、ファニー&せつない、三拍子揃った三姉妹ムーヴィー。
ケラリーノ・サンドロヴィッチが初めて映画を撮った。そう。その動員&影響力において日本の演劇界をフレッシュ方面へリードする「ナイロン100℃」の作・演出家だ。
映画は1980年の東京で暮らす羽柴三姉妹を中心に描く。岡崎京子のエイティーズ漫画の傑作「東京ガールズ・ブラボー」(90/93)へのオマージュでポップに幕を開け、数々のファニーなシーンを経て、ニュー・ウェイヴ版小津、あるいはウディ・アレン『インテリア』(78)のコメディ・ヴァージョンのような「せつない」余韻を残して終わる。
監督は時代考証にこだわり、でかい留守番電話、スライム、ウォークマン(ファースト・モデル)、YMO(ライディーン)(79)・・・・・・と、80年12月までに存在したものだけで画面を構成した(一部演出意図で例外あり)。しかし、映画が描き出すのはノスタルジーというよりも、ジョンの死からコンピュータ・ミュージックへ向かう「過渡期の世界」に生きた人々への優しい眼差しなのだ。
STORY
レノン死すとも、LOVEは死せず。女の子の数だけ悩みはある。
1980年12月9日。ニューヨークでジョン・レノンが暗殺された翌朝であったが、東京都内の星隆高校では何事も無かったような登校風景が・・・・・・と思いきや、アイドルの一之江キリナ(ともさかりえ)が校舎に入っていくのに生徒たちが気づいて騒然となった。
キリナ(本名:羽柴レイコ)は1年間の失踪後、芸能生活に見切りをつけ、母校で英語の教師をやろうと教育実習にやってきたのだ。困ったのは羽柴リカ(蒼井優)と歌川カナエ(犬山イヌコ)である。星隆高2年のリカは姉の授業を受けるハメに、星隆高教師のカナエ(旧制:羽柴)は異常に男に惚れやすい体質の妹が同僚になってしまうからだ。
しかも羽柴三姉妹はそれぞれ問題を抱えていた。リカはボーイフレンドで映画研究会OBの室井のために、今年の映研の映画でヒロインを演じていたが、最終日にはヌードにならなければならないシーンがあった。カナエは夫の久男(みのすけ)がノーパン喫茶に行った(らしい)ことがきっかけでケンカ、実家に帰ったまま引っ込みがつかないでいる。レイコは元・マネージャーの瀬戸(田口トモロヲ)が自分についてあることないことを書いた暴露本を出版するのでキレかかっている。
そんな三者三様の乙女心も知らずに、300万円もかけた自主制作映画の撮影はどんどん進み、久男に電話をかければ留守番電話だし、暴露本「ロンリー・ドール」はベストセラーになりそうな勢い。おまけに、レイコは元・恋人の歌手・東馬健(及川光博)と再会してしまう。はたして羽柴家は無事に年を越せるのだろうか?