title 愛は憎しみを超える
<キャスト>
 トミー・リー・ジョーンズ
 ケイト・ブランシェット
 エヴァン・レイチェル・ウッド
<監督>
 ロン・ハワード
 公式ホームページ

ハリウッド屈指の語り部、ロン・ハワード監督が新たな感動を映像に焼き付ける ―― 。

『スプラッシュ』、『ウィロー』、『バックドラフト』、『遥かなる大地へ』、『アポロ13』、『身代金』、そして『ビューティフル・マインド』まで、ロン・ハワードは様々な題材を手がけ、常に超一級のエンターテインメントに仕上げてきた。映画の本道であるアクションを駆使しながら、人間の葛藤と情愛を浮かび上がらせる巧みな語り口。前作『ビューティフル・マインド』でひとつの到達点を見せたハワードが、さらなる高みを求めて挑んだのが、この作品である。
 

父《トミー・リージョーンズ》と娘《ケイト・ブランシェット》との激しい戦い。
―― 火花散る名優の演技。

出演者は選りすぐりの実力派が揃えられている。娘の願いを聞き、追跡する父親ジョーンズには『逃亡者』でアカデミー賞助演男優賞に輝き、『追跡者』や『メン・イン・ブラック』、『英雄の条件』などで男くさい魅力を振りまくトミー・リー・ジョーンズ。ここでは白人社会に馴染めず、先住民の世界に身を投じた孤高の男性像を見事に演じきる。
ヒロインのマギーを演じるのは『エリザベス』でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、一躍、その存在を知らしめたケイト・ブランシェット。『リプリー』、『ギフト』、『耳に残るは君の歌声』、そして『ロード・オブ・ザ・リング』まで、豊かな演技力で多彩なキャラクターを演じてきた彼女が、たくましく、しかし弱さももったヒロインをリアリティ豊かに画面に焼き付ける。母親として、娘として、またひとりの女性として、さまざまな貌をもった女性像を、ドラマチックな演技で見せる。
 

娘が略奪された。祖父と母 ―― 二人だけの荒野の追跡が始まる。

ミッシング 1885年、ニューメキシコ州の荒野で、ふたりの娘を育てながら医者として生きる女性マギー・ギルクソン。決して裕福ではないが、平和な日々を送っていた彼女の前に、家族を捨て音信不通だった父ジョーンズが、突然、現れる。湧き上がる憎しみに混乱するマギー。しかし、その感情を整理する暇もないまま、最悪の事件が起きる。マギーの恋人が惨殺され、反抗的だった長女が誘拐されてしまう。保安官も騎兵隊も頼りにならない状況のなか、彼女はしぶしぶ父親に協力を仰ぎ、幼い娘を連れて自ら救出に赴く・・・・・・。
かけがえのない娘を助けるための必死の行動 ―― それは過酷な世界を知る旅であり、何よりも親と子の絆を確認する旅となる。娘がメキシコに売り飛ばされるまでの時間刻みのサスペンスが盛り上がり、愛に紡がれたスリリングな映像世界が展開していく。とりわけ、荒みきった誘拐犯とのハードな戦いのクライマックスから感動の余韻に包み込まれるラスト。アクションに彩られた緊迫した人間ドラマ。広大なニューメキシコの景観のなかで綴られる、これは失われた家族の絆を再生させる愛のロードムービーでもある。