title 今、春が来て君は綺麗になった。去年よりずっと綺麗になった。・・・
<キャスト>
 三浦 友和
 須藤 温子
 宝生 舞
 ベンガル
<監督>
 大林 宣彦
 公式ホームページ

この春“事件”となったあの注目作が、遂に全国公開されます。

4月に大分県で先行公開されるや、劇場にお役様が殺到。観客動員10,000人突破をわずか6日間で達成。これが県内最短記録になり、映画『なごり雪』の大ヒットは、急速に映画界の噂の的になった。更には、強豪作品がひしめくGW興収でも快調に成績を伸ばし、映画の舞台となった臼杵市では市民の3人にひとりが劇場で鑑賞。また、映画のロケ地を巡る観光客が早くも臼杵に訪れていることなど、次々に記録される真実に裏づけされ、日本映画の新しい成功事例として、大きな注目を浴びることとなる。
その映画『なごり雪』が、この秋、遂に全国公開される。今なお歌い継がれている名曲「なごり雪」(伊勢正三 詩・曲・唄)をモチーフに、50歳の主人公が過去に残してきた甘く苦い想いを、大林宣彦監督が抒情豊かに歌い上げる。そこに映し出される、失われつつある凛とした日本の美しさに、思わずはっとさせられることだろう。
 

生き惑う季節にいるあたなに、二十八年前のあの唄は、今、何を語り掛けるのか

なごり雪 一人ぽっちで自殺願望と戯れながら、五十歳を迎えようとしている男、梶村祐作を、二十八年ぶりに古里へと呼び寄せるかつての友、水田健一郎、この物語はそこから始まる。
「妻が、・・・・・・雪子が死にかけている。・・・・・・祐作、帰ってきてくれないか、臼杵に」。
二十八年ぶりに古里に戻った祐作が見たものは、全身に包帯を巻かれ、やがて訪れる死を静かに待つ、かつての親友の妻、雪子の姿だった。いつも自分を恋していた雪子。その気持ちを知りながら深く傷つけた自分。いつも雪子を恋していた水田。そしてまた東京の大学へと向かう自分をホームで見送り、春にはきっと帰って来て、とせがんだ雪子。約束を守れなかった自分。雪子は俺が守るといった水田の姿。自分達はこの二十八年間、何を得て、何を失ったのか。「なごり雪」の切なくも美しい旋律に乗って、日本の古里の中、物語はやがてクライマックスへと向かう。