title 世界は、愛で変えられる。
<キャスト>
 塩谷 瞬
 高岡 蒼佑
 沢尻 エリカ
 オダギリジョー
 大友 康平
<監督>
 井筒 和幸
 公式ホームページ

若者たちの心の叫びが深い感動を呼び起こす。井筒監督の集大成、そして最高傑作!

『岸和田少年愚連隊』以降8年ぶりに、若者たちを主人公に撮り上げた『パッチギ!』。今回は1968年の京都を舞台に設定しながらも、時代に左右される事のない若者の普遍的な内面を見事にフィルムに焼き付けている。そして日本と在日朝鮮の高校生が巻き起こす事件を、今につながる問題として痛みを持って提示し、娯楽性と社会性が見事に融合した希有な作品として完成することに成功した。
また加藤和彦の協力を得て色褪せる事のない当時のヒット曲の数々を効果的に使用し、本作も音楽が重要な要素になっている。中でも二人の出会いのきっかけとなり全編に渡って登場する伝説的名曲「イムジン河」は、本作の象徴とも言える大きな意味を持ち、特にクライマックスでは音楽と複数のエピソードがシンクロするまさに映画ならではの醍醐味を体験することができる。キャストはメインに今後の映画界を担う新鮮な若手陣が扮し、余貴美子、前田吟、光石研などの実力派が脇を固める。またオダギリジョー、加瀬亮、大友康平のこれまでのイメージを覆す役どころもお楽しみだ。
 

オレの17歳はあいつの強烈なパッチギから始まった。歌ってはいけない唄と、あの娘の、挟み撃ちにあいながら。あの頃の京都は激しく、怒涛の日々だった。

パッチギ! 【 パッチギ 】:「突き破る、乗り越える」という意味を持つハングル語で「頭突き」の意味でもある。
『ゲロッパ!』の大ヒットも記憶に新しい井筒和幸監督が、新たな地平に踏み出すエンタテインメント映画の傑作を創り上げた。胸ときめく切ない恋と涙あふれる熱い友情、そして思わず顔をしかめる程の激しいリアル・ファイトに満ち、無軌道な若者たちが不条理な社会の荒波に巻き込まれながら、大人への一歩を踏み出す姿をとらえた青春群像劇。いつの時代にも共通する若者の普遍的な純粋さと葛藤を描いて、彼らの言葉にできない心の叫びが、観る者全ての熱い涙を誘う。
対立する二つのグループの男女がふとしたきっかけで知り合い、やがて恋に落ちてゆくが、そこには二人の思いを妨げる深い河が横たわっていた。
スピード感あふれるエピソードが繰り出す笑いと、純粋であるが故に深く胸に刻み込まれる挫折と悲しみ、そしてラストに訪れる爽やかな感動が、これら全ての感情を包み込んで未来への希望に変えてくれる『パッチギ!』は“日本版ロミオとジュリエット”、そしてダンスをケンカに置き換えた“日本版ウエストサイドストーリー”とも言える胸躍る感動作だ。