title 神は、人を、分けた。
<キャスト>
 ブラッド・ピット
 ケイト・ブランシェット
 ガエル・ガルシア・ベルナル
 役所 広司
 菊地 凛子
<監督>
 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
 公式ホームページ

ブラッド・ピット、役所広司…
人種、国境を越えて終結した才能が紡ぎ出す、衝撃のヒューマンドラマ。

アメリカ人夫婦の夫を演じるのは、ハリウッド屈指のスーパースター、ブラッド・ピット。その彼が、モロッコの砂漠で苦闘する平凡な男を熱演し、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされた。撃たれて死に瀕する彼の妻には、アカデミー賞女優、ケイト・ブランシェット。メキシコ人の乳母の甥に、日本でも人気の高いガエル・ガルシア・ベルナル。事件の鍵となる銃の所有者に、海外での活躍も著しい役所広司。そして特筆すべきは、聾唖の女子高生という難役に挑んだ新鋭女優、菊池凛子だ。全身で表現するその迫真の演技に、全米マスコミは絶賛。ゴールデングローブ賞、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、世界中の注目を集めた。日本が誇る国際的演技派女優の誕生である。
監督は、メキシコ出身のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。デビュー作『アモーレス・ペレス』(99)、続く『21グラム』(03)で数々の賞に輝く。長編三作目の本作でカンヌ国際映画祭・最優秀監督賞、ゴールデングローブ賞・作品賞を受賞。さらにアカデミー賞では作品賞をはじめとする6部門7ノミネート、作曲賞受賞という快挙を成し遂げた。いま最も注目を浴びている鬼才である。
 

世界の片隅で偶然放たれた一発の銃弾が、孤独な魂たちをつなぎ合わせてゆく。

バベル アメリカ人夫婦・リチャードとスーザンは、幼い息子と娘をメキシコ人の乳母に託し、モロッコを旅していた。山道を行く観光バスの中事件は起こる。
どこからか放たれた一発の銃弾が、スーザンの肩を打ち抜いたのだ。大量に出血し、みるみる衰弱していくスーザン。リチャードは大使館と連絡をとり、必死に救助を求める。たが、政治テロの疑いを持ったアメリカ政府は、行動を起こそうとしない。焦り苛立つリチャード…。銃を発砲したのはモロッコ山中に住む幼い兄弟だった。
地元の警察に追われ、逃げまどう兄弟とその父親。一方、日本の会社員・ヤスジローにも捜査の手が伸びる。彼は事件に使われた銃の書類上の所有者だったのだ。妻に自殺され、聾唖の障害を持った高校生の娘・チエコとの間にできた心の溝を埋められないヤスジロー。父の捜査にきた若い刑事に好意を抱くチエコも、想いを伝えられずに思い悩む。
同じ頃、乳母に連れられメキシコに行ったリチャードの子供たちにも、生命の危機が迫っていた。
伝わらないもどかしさに、身悶える孤独な魂たち。
そして物語は、息をのむ結末へと加速していく…。