徹底検証1・橋本忍


八甲田山(完全版)


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<キャスト>
 高倉健
 北大路欣也
 加山雄三
 栗原小巻
 加賀まりこ
 三国連太郎

<監督>
 森谷司郎

<脚本>
 橋本忍

<上映時間>
 2時間52分
STORY

「冬の八甲田を歩いてみたいと思わないか」
日露開戦を目前にした明治34年末、第四旅団司令部での会議の席上で友田旅団長から声をかけられた二人の大尉、 青森第五連隊の神田と、弘前第三十一連隊の徳島は全身を硬直させて息をつめた。 寒地装備、寒地訓練の不足している陸軍は、露軍と戦うために寒さとは何か、雪とは何か、 その真実を知る必要があった。 冬の八甲田は生きては帰れぬ白い地獄と言われている。

年が明け、1月20日、徳島隊はわずか27名の編成で弘前を発った。 隊員は雪に慣れた頑健な者。遠く十和田湖を迂回して八甲田山に入る11日間、 240キロに及ぶ行程が組まれた。 誰もがこの計画を「無謀」と思った。 一方、神田も少数精鋭の小連隊を主張したが、大隊長山田少佐に拒否され、 210名という中隊編成の重荷を負わされた。 踏破距離50キロ、八甲田山を抜けるだけの計画が徳島隊に比べて、 山田には見劣りするように思えたのだろう。

1月23日、神田隊は青森を出発した。 最初の宿泊地田代まであと2キロ。 低気圧が太平洋側を襲い、地吹雪が行く手をはばんだ。 気温零下22度、風速30米。握り飯は凍り、磁石は用をなさない。 神田隊は白い闇に方向を見失い、辛うじて露営した。

翌24日、雪の中を泳ぐような行進が続き、隊列は乱れ、狂死する者が続出した。 それでも神田は最大の難所、鳴沢へ進み、徳島隊は女案内人を先頭に進んでいた。 この日は日本気象史上記録的な低温を伴う荒天だった。 狂暴な自然を征服しようとする神田隊、自然と折り合いをつけながら進む徳島隊。 八甲田はそのどちらも拒否するように思われた。

 

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