鏡のない家に光あふれ
1993年/59分(ドキュメンタリー)
STAFF
監督/渋谷昶子
撮影/重枝昭典
出演/斎藤美和
企画・製作/「斎藤百合の生涯」映画製作委員会
配給/国際女性映画週間実行委員会

『斎藤百合の生涯を描く女性監督・渋谷昶子の名作』
 70年前に視覚障害者の教育に生涯をかけた盲目の女性がいた。 「その国の弱者が、どう扱われるかによって、その国の文化の程度を計ることができる。」斎藤百合の言葉である。
 3歳で失明した百合は天性の明るさと努力で障害を乗り越え、4人の子を育てながら大学へ進み、夫の理解と協力を得て、盲女子の教育と地位向上に情熱を傾けた。 百合の末娘である女優・斎藤美和が、ときに在りし日の母を演じつつたどった、その思想と人生を描く感動のドキュメンタリー。
 「目が見えなくとも、女性としてあるがままに生きていける社会を」という強烈な生き方を目の当たりにして育った美和と百合を敬愛した人々との会話と思想が、映像を通して、いま力強く甦る。 この映画が、障害者への励ましとなることに止まらず、21世紀を共に生きる人々が福祉社会に向かって歩むための指針になることを願って、日本の女性監督の第一人者・渋谷昶子が映像化した。

映画祭スケジュールへ