なによりもSEXが好きで、誰よりも殺人を楽しむ女、ぺルディータ・ドゥランゴ。彼女の後に残るのは、カラフルなバイオレンスが生む血しぶきと、ホットなセックスのにおい・・・
くらくら目眩がするほど強烈で刺激的なTEX-MEXの熱い血が騒ぐぺルディータ・ドゥランゴのとびっきりパッショネイトな裏切りと死に彩られたLOVEが、このパルプ・ノワールの傑作「ペルディータ」から放たれる!!
デピッド・リンチ「ワイルド・アット・ハート」でイザベラ・ロッセリーニが演じていた女を覚えているだろうか?ニコラス・ケイジを破滅の渕へと追いやった黒の天使、ウィレム・デフォーの情婦の名が<ペルディータ・ドゥランゴ>だった。
このワイルドな脇役キャラが気に入った原作者バリー・ギフォードは、「ワイルド・アットハート」の続編ともいうべき中編集『セイラーズ・ホリディ』、(文藝春秋刊)に、ペルディータをフィーチャーして「気温59度、雨/ペルディータ・ドゥランゴの物語」という一編を書き下ろした。
メキシコとアメリカの国境の地でTEX−MEXの血が流れるペルディータが出会った宿命の男、ロメオ・ドロローサ。“サンテリア教”のヴゥードゥー儀式と銀行強盗で小金を稼ぐ、セクシーでマッチョな悪党だ。二人は儀式の生け贄に誘拐した白人“グリンゴ”力ップルを道連れに、マフィアのボス、サントスの命令で、メキシコ国境からラスベガスまで、トラックー杯の胎児を密送する仕事を請け負った。後を追うのはダラスの麻薬捜査官。そして後戻りできない二人を待ち受けるのは―。 |