皆月
1999年/114分
STAFF
監督/望月六郎
原作/花村萬月
脚本/荒井晴彦
製作総指揮/中村雅哉
配給/日活
  CAST
奥田瑛二
北村一輝
吉本多香美
荻野目慶子

自分では輝くことができない月たち

●暴力から愛へ。人の心の軋みと癒しがたい傷からの再生を描き出す作家・花村萬月の同名小説を「鬼火」の望月六郎監督が完全映画化した。「みんな月でした。がまんの限界です。さようなら」ある日、みんな謎だらけの手紙を残して妻が失踪する。橋粱設計士の諏訪は冴えない四十男。全てを失った諏訪はチンピラの義弟、彼を愛するソープ嬢と共に妻を捜す旅に出る。卑劣で惨めな現実。本気で人間と関わることのできなかった自分。三人は旅の終わりに、それぞれ自分にとっての「愛」と「再生」を汚辱の中から見つけて行く。主演は望月作品の常連・奥田瑛二で、弱い男を好演。アウトローのヤクザ者の義弟の演じるのは「日本黒社会」で脚光を浴びた新鋭・北村一輝。一人だけ自らが光を発するソープ嬢にテレビドラマで活躍中の吉本多香美。失踪する妻に荻野目慶子という、厚みと新鮮味のあるキャスティング。脚本は「身も心も」で監督デビューも果たした名手・荒井晴彦。


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