篠原哲雄
大学卒業後、フリーの助監督として主に森田芳光、根岸青太郎、中原俊、金子修介らに師事する。93年16ミリで自主制作した『草の上の仕事』が神戸国際インディペンデント映画祭グランプリを受賞、劇場公開される。初の劇場用長編映画『月とキャベツ』では、繊細で幻想的なラブストーリーを丹念に描き、国内外で高い評価を得る。
1962年生まれ・東京都出身 |
|---|
田中麗奈 [会田聡夏]
高校2年生・17歳。明るく活発な女の子であるが、好きな人に対しては言葉が足りず、いつも自分の気持ちをうまく伝えられない。母親の入院をきっかけに、24年前母親が恋人・藤木真一路に宛てた、出せないままになっていた手紙を偶然見つける。そして志津枝と真一路との“素敵な再会”を密かに計画する。
1980年生まれ・福岡県出身 |
原田美枝子 [会田志津枝]
聡夏の母・41歳。自分が入院した為に始まった、夫と娘の二人っきりでの生活を心配する。もうひとつ、頭から離れないのは、納戸から捜してきた鍵の掛かった古びたオルゴール。聡夏の計画を知る由も無いが、何かを予期してか娘に伝えたい言葉を胸に秘めている。
1958年生まれ・東京都出身 |
真田広之 [藤木真一路]
志津枝の初恋の相手。41歳。ある出来事で背負った心の傷を乗り越えられない真一路は誰にも心を開かず日々を送るうらぶれた中年になっていた。そんな時、突然現れたかつての恋人の娘と名乗る聡夏に戸惑いながらも、彼女の明るさや直向きさに触れ、自分自身と向き合いはじめる。
1960年生まれ・東京都出身 |
平田満 [会田泰仁]
聡夏の父。45歳。最愛の妻の入院、初めての娘とのこ人暮し・・・動揺を隠し新生活に馴染もうと努めるが、“素敵な再会”計画を実現するために懸命になっている聡夏とはすれ違ってばかり。しかしそんな歯がゆさこそが実直な彼の家族に対するあふれる愛情の証なのである。
1953年生まれ・愛知県出身 |
佐藤允 [白川雪松〕
志津枝の生まれ故郷の長野県で個人タクシーを営む。72歳。母親の手紙の宛て先にあった住所を探していた聡夏に出会う。彼女の計画に力を貸すことになったのは、聡夏の母を想う気持ちに動かされたのもあるが、雪松自身、ある昔の思い出が蘇ったためでもあった。 1934年生まれ・佐賀県出身 【代表作】『独立愚連隊』(59)・『戦国野郎』(63)・『みな殺しの霊歌』(68)・『二百三高地』(80)・『うなぎ』(97)。 |
仁科克基 [多々良昭仁]
聡夏の同級生。17歳。予備校の春期講習に通い、コンビニでのアルパイト、そして友人と旅行の計画とごく普通の高校生の春休みを謳歌している。聡夏とはあくまでよき友人としてつき合い、いろいろな相談を受けているが、密かに彼女に好意を抱く。
1982年生まれ・京都府出身 |