「アイ・ラブ・フレンズ」上映会
3月3日の「耳の日」を中心に、ろうあ協会や手話通訳者の方達が映画「アイ・ラヴ・フレンズ」上映会を開催することになりました。
 
あなたの愛は、見えますか?

アイ・ラブ・フレンズ

美しい古都・京都を舞台に、
女性写真家が撮る、ひと、まち、自然の姿・・・


監督
 大沢 豊
出演
 忍足 亜希子
 萩原 聖人
 藤田 朋子
     他
制作
 こぶしプロダクション
 2001年/カラー・1時間53分/字幕スーパー

STORY
 ろう者のカメラマン美樹は夫を亡くし、息子の優太、義妹の遥と3人暮らし。 歴史情緒あふれる古都の街並や、そこに生きる温かな人間の姿を印画紙に記録しつづけている。ある日、美樹は、交通事故で子どもを死なせ、罪の意識にさいなまれている青年・柴田と偶然出会う。悲しい記憶が宿る場所 には、いつの頃からか桜草が美しく咲き乱れるようになっていた。繰り返し咲く桜草の花々は、大切な人を失い、傷ついた人々の心を優しく癒していく。
 事故を起こして以来、殻に閉じこもり、人との関わり合いを避けようとする柴田だが、不思議な力によって美樹との距離は縮まっていく・・・。それと同時に、優太と柴田の間には、ほのかな友情が芽生え始めていた。そんな時、美樹は柴田が勤める造園会社の社長から、彼の拭い去れない過去について聞かされる。消す事が出来ない記憶に苦しみつづける彼をなんとか救いたいな、美樹は柴田を励ますためにある方法を思いつくのだが・・・。

INTRODUCTION
『アイ・ラヴ・フレンズ』は、99年・秋に公開され、“ろう者と聴者が共につくる映画”として大きな成功を収めた『アイ・ラヴ・ユー』の流れを受け継ぐ作品である。本作は、京都から新たな映画文化を発信するため、京都市が製作費を助成する事業・京都シネメセナの第2回助成作品として製作された。監督は、『遥かなる甲子園』、『GAMA〜月桃の花』等、社会的な作品を数多く手がけ、『アイ・ラヴ・ユー』で、笑いと涙の物語の中にろう者の姿を描き、高い評価を受けた大澤豊。ヒロインには、前回、国民的な注目を集めた忍足亜希子が、より幅広い表現力で活動的な現代の女性を演じている。共演に、若手俳優の先頭に立ち、映画・テレビ・舞台で多彩な活躍を見せる萩原聖人。『渡る世間は鬼ばがJ』のレギュラーでもお馴染みの藤田朋子。そして、日本の名優として名高い田村高廣が顔を揃え、ドラマを感動的に盛り上げる。

CAST PROFILE
忍足 亜希子 ● 忍足 亜希子(山科美樹役)
北海道生まれ。1999年「アイ・ラヴ・ユー」のオーディションに選ばれ、女優としてデビュー。この作品で毎日映画コンクール「スポニチグランプリ新人賞」、「山路ふみ子福祉賞」等を受賞し、主要な女性月刊誌にも登場して国民的な注目を集める存在となる。「おふくろシリーズ・歓喜の歌」(フジテレビ)「徹子の部屋」(テレビ朝日)等に出演するとともに、セシールやマイクロソフトのCFモデルも勤める。現在、NHK教育「みんなの手話」にレギュラー出演中。今回の撮影現場を記録した写真集「軌跡(あしあと)」(ケイエスエス)や、最新のエッセイ集「私が私らしくあるために」(大和出版)の発売でも話題を呼んでいる。
映画『アイ・ラヴ・フレンズ』は、私にとって2回目の出演になります。 京都を舞台に、亡き夫が残した写真館を守りながら、プロのカメラマンを目指すろうの女性が、暗い過去を背負い、悩み苦しんでいる聴者の青年を励ます、というストーリーです。でも、「ろう者だから」「聴者だから」は関係なく、お互いに助け合う、励ましあうことは、人間として当然のこと。人としての自然な姿を見ていただけたら嬉しいです。今回は2作目ということで、気持ちに少し余裕が持てるようになりました。でも、演技カはまだまだ。経験を積み重ねながら、頑張っていきたいと思います。
萩原 聖人 ● 萩原 聖人(柴田真役/造園技師)
1971年神奈川県生まれ。1990年「ウォータームーン」で映画デビュー。主な映画出演作は、「月はどっちに出ている」(崔洋一監督)「学校」(山田洋次監督)「マークスの山」(崔洋一監督)など。1997年には「CURE」(黒沢清監督)で、カリスマ的サイコキラーを熱演。海外でも大絶賛される。役者としての存在感と、素直な表現力で幅広いファンを持ち、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞、日本プロフェッショナル大賞など、数々の新人賞・男優賞も受賞している。映画出演第2作である、沖縄のろう学校を舞台にした青春映画「遥かなる甲子園」以来10年ぶりに大澤監督と仕事をしている。
藤田 朋子 ● 藤田 朋子(山科遥役/美樹の義妹)
東京都生まれ。87年、東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」でデビュー。翌年、NHK朝の連続ドラマ「ノンちゃんの夢」のヒロインに選ばれ、大きな注目を集める。その後、多数のドラマに出演し、TBS「渡る世間は鬼ばかり」のレギュラーとして人気を広げている。舞台の出演も多く、歌に演技にと活躍を見せる。 映画では「ザ・中学教師」(平山秀幸監督)「極道の妻たち〜決着〜」(中島貞夫監督)「FLIRT(フラート)」(日米独合作、ハル・ハートリー監督)などに出演。今回は、その演技力とドラマでの手話の経験を買われての参加となった。
落合 扶樹 ● 落合 扶樹(山科優太役/美樹の息子)
1990年東京生まれ。小学校にあがった頃から「やっぱりさんま大先生」のレギュラーを務めると共に、多くのテレビドラマやコマーシャルに出演し、好評を博している。映画では、「つんくタウン東京ざんす」の「ランニングフリー」(陣内孝則監督)に主演、テレビでは「涙をふいて」(フジテレビ)「ウルトラマンコスモス」(TBS)などで重要な子役を演じている。ギターを好み、空手とスケボーを得意とする少年である。
田村 高廣 ● 田村 高廣(松本庄吉役/造園会社社長)
1928年京都府生まれの、日本を代表する名優。阪東妻三郎を父とする京都の名門俳優一家に育ち、1953 年に木下恵介監督「女の園」でデビューして国民映画新人男優賞を受け、その後も数多くの名監督の作品で活躍。65年には「仇討」(今井正監督)「続・兵隊やくざ」(田中徳三監督)で第12回京都市民映画祭助演男優賞を、81年には「父よ母よ」(木下恵介監督)などで日本アカデミー賞優秀助演男優賞、82年の毎日映画コンクールでは「泥の河」(小栗康平監督)で最優秀男優演技賞、88年には「イタズ〜熊〜」(後藤俊夫監督)で芸術選奨文部大臣賞を受ける。91年には紫綬褒章、99年に勲四等旭日小綬章を贈られている。

 本作品の制作にあたり、故井上孝治さんの作品及び伝記(「音のない記憶−ろうあの天才写真家 井上孝治の世界」黒岩比佐子著・文芸春秋刊)を参考にさせていただきました。 ご協力いただいた関係者のみなさまに感謝します。
井上 孝治 いのうえこうじ
写真家。1919年福岡県生まれ。3歳のとき、事故で聴力を失う。戦前より写真を撮り始め、各種コンテストに入選。59年福岡県ろうあ福祉協会会長に就任。73年全日本ろうあ写真連盟を創設、初代会長に就任。90年パリ写真月間に出品。93年アルル国際写真フェスティバルに招待されたが、その直前に,74歳で肺ガンで死亡。同地で遺作展が開催され、アルル名誉市民章を受賞。写真集に『想い出の街』(河出書房新社、1989年)、『あの頃』(沖縄タイムズ社1991年)、『こどものいた街』(2001年)がある。
・青森市の上映会場では、映画の中で美樹の主人のモデルとなり、聴覚障害者で天才写真家と言われた井上孝治さんの写真展が行われます。

上映スケジュール
主催者名 上映日時 上映会場
青森市ろうあ協会 3/ 1(金) 18:30 青森県民福祉プラザ4階
県民ホール
3/ 2(土) 12:30
15:30
18:30
3/ 3(日) 10:30
13:00
八戸市ろうあ協会 3/ 3(日) 10:00
13:00
16:00
八戸市総合福祉会館
弘前市聴覚障害者協会 3/16(土) 15:00
18:30
弘前市総合学習センター
3/17(日) 10:00
13:00
西北五ろうあ協会 4/ 7(日) 14:00
18:30
五所川原市オルテンシア
三沢ろう協会 4/21(日) 10:00
13:00
15:40
三沢市公会堂

お問い合せ 青森県映画センター 017-773-4543
前売券 一般       1,200円(当日1,500円)
小・中・高校生   800円(当日1,000円)
プレイガイドにて発売中