line
1970年代日本映画名作選
〜映画のなかの青森県〜
 青森県を舞台に、またロケされた1970年代日本映画の名作2本を青森松竹アムゼとキネマ倶楽部により、一週間限定でリバイバル公開することとなりました。
 1本は明治時代に八甲田山連峰で起きた雪中行軍による山丘遭難事件から、ちょうど100年のメモリアルイヤーとなる今年に公開しようと企画された、『八甲田山(完全版)』。シナリオにあったが編集でカットとなった幻のシーンを追加したニュープリントによる上映となっております。
 もう1本は松本清張原作の『砂の器』、大胆な脚色で当時話題となった宿命の親と子の旅のシーンで登場する厳寒のロケ地は竜飛岬。そしてこの映画の撮影スタートはこのロケ地から始まったそうです。
 また、劇中で触れられるハンセン氏病であるが、元患者による国への訴訟は政府の控訴断念で和解となり、今の時期いい機会だということも上映するきっかけとなっております。
 偶然なのか、この時期2作品とも国立フィルムセンターで上映されますが、日本映画のリバイバル公開が地方ではなかなか難しい現在、映画館で名作を観れる数少ない機会なのでどうぞお見逃しなく。

line
line
line

砂の器
『砂の器』
 1974年/松竹=橋本プロ提携作品 143分/カラー/シネスコ
line
砂の器 自からの過去を消し去るため殺人に走ったピアニストと、その犯罪を粘り強く解明しようとする二人の刑事。
 松本清張作品を大胆に脚色した橋本忍が14年越しで実現させた、野村芳太郎監督渾身の大作推理映画で、記録的なヒットとなった。
 クライマックス部の警視庁会議室、コンサート会場、父と子の放浪の3つの場面のカットバックによる構成はあまりにも有名。
監督 野村芳太郎
製作 橋本忍/佐藤正之
原作 松本清張
脚本 橋本忍/山田洋次
撮影 川又昂
音楽監督 芥川也寸志
出演 丹波哲郎/加藤剛
森田健作/島田陽子
山口果林/加藤嘉
緒方拳/渥美清
line
八甲田山
『八甲田山(完全版)』
 1977年/東宝映画=シナノ企画=橋本プロ作品 171分/カラー/シネスコ
line
八甲田山 原作は山岳小説の名手新田次郎の「八甲田山死の彷徨」。明治35年、日露戦争の開戦間近、ロシア軍との戦いを想定して、二つの連隊が競うかたちで敢行される八甲田山への雪中行軍。
 大部隊と小部隊、対照的な編成で雪山に挑んだ青森5連隊と弘前31連隊の運命を橋本忍脚本、森谷司郎監督で描いた大作である。
監督 森谷司郎
製作 橋本忍/野村芳太郎
田中友幸
原作 新田次郎
脚本 橋本忍
撮影 木村大作
音楽監督 芥川也寸志
出演 高倉健/北大路欣也
加山雄三/三国連太郎
丹波哲郎/緒方拳
森田健作/栗原小巻
加賀まり子
line

■ご案内
line
 
上映期間 10/19(土)〜10/25(金)
上映場所 青森松竹アムゼ
前売券発売所 青森松竹アムゼ、青森松竹、サンロード青森、成田本店、松木屋
料金 1作品当日¥1,500、前売¥1,200
2作品共通前売¥2,000
  ●青森松竹と青森キネマ倶楽部共催によるプレミアム上映となっておりますので、青森キネマ倶楽部会員の方は当日1,500円(前売1,200円)の処、会員証提示で1,000円でご入場出来ます。
共催 青森松竹アムゼ、青森キネマ倶楽部
お問い合わせ TEL:017-731-1177(松竹アムゼ)